5 ヌーブラ「ウナ・マレータ・イ・ウン・ペーロ」
NUBLA [ Una Maleta Y Un Perro ] `09
キュート!! POP!! 可愛〜い!! とにかく音がキラキラしている。
アルゼンチンのエレクトロニカ系の娘なのだが、エミニー・シモンなどのフランスのお洒落でアバンギャルドな音楽性にちょっと似ている。
6 ギル・スコット・ヘロン「アイム・ニュー・ヒア」
GIL SCOTT HERON [ I'M NEW HERE ] `09
いたる所でギル・スコット・ヘロンのフォロワーだということをリスペクトしてた僕だが、正直過去の人だと思っていた。それが何と13年ぶりの新譜!これがまたいい!!
相変わらずぶっきらぼーなポエトリーリーディングとお世辞にも上手いとはいえない歌声(さらに声の衰えも歪めない)なのに、この恐ろしいほどの気の吐き方は何だ?
逆にサウンドは最新の音。それがまた合う。てゆうか彼の音楽があったらこそ、今日のHIPなサウンドが生まれた訳だ。
次点 ドリ・カイーミ「ドリ・カイーミ」
DORI CAYMMI [ DORI CAYMMI ] `88
ここ数年ブラジルものをむさぼるように聴いたが、その中で最もよく聴いたのがこれ。
僕のアコースティックギターアルバムの完成形のイメージがここにある。美しいサウンドと旋律さえあればもはや歌詞すらもいらないという事を証明してくれた音楽。
次点 ジョアンナ・ウォン「スタート・フロン・ヘア」
JOANNA WANG [ START FROM HERE ] `08
「台湾のノラ・ジョーンズ」といわれる何とも柔らかい声の持ち主。
アルバムが出た当初は19歳だったそうな。
その割にはちょっとけだるく歌う大人っぽい声。でもどこか浮遊感のある声。楽曲もいい。まだまだ一本調子だがこれからが楽しみなアーティストだ。
次点 ピーター・ブロデリック「ホーム」
PETER BRODERICK [ HOME ] `08
アイアン&ワインなどそうだが、アメリカの中部にはアコギのフィンガーピックで奏でるフォークロニカ系の人が多い。そしてなぜかその手の人たちはシンプルな音作りの割にスケールがでかい。日本にも何人かいるのだが、どうもこじんまりしてる。やはり土地柄なんでしょうかねぇ。